真言宗の御脇仏
左:不動明王
如来の命を受けて忿怒の相を示す五大明王・八大明王の主尊。大日如来に代わり修行者を守り、行者に給仕して諸事を成し遂げ、菩提心を起こさせ、悪を断じて善を修し、大智慧を得て成仏させるはたらきがあるといわれます。
名前の由来には、火山三昧に入って一切の罪障を破り、動揺しない事から「不動」といいます。
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右:弘法大師
真言宗開祖。名は空海、讃岐の人。15歳の時に上京して儒学を学び大学明経科に入学したが、仏教に近づき、18歳で儒教・仏教・道教を批判した書(後の3教指帰)を草し、仏教に入り諸所で修行した。31歳で遣唐使として中国に渡り、3年後帰国して朝廷より密教弘通の勅許を得、京高雄山で灌頂を受け、高野山・東寺を賜り根本道場とし、各地を巡錫、加持祈祷を修し、東大寺別当を兼ね、大僧正に補せられた。密教を一宗として確立し、835年高野山に入定。
著書は多く、書道は三筆の一人とされ、日本の文化に多大な影響を与えた。
弘法大師の号は、没後におくられました。
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