仏壇・仏具に関する質問?
お仏壇について
 
門徒もの知り??
 お仏前には、ご飯をいくつお供えするのが本当なのでしょうか……?。
 はっきり申し上げますと決まってはおりません、宗派によって異なりますし、地域によっても若干違うようです。
 いまからお話しするこの考え方が、特に正しいという訳ではございませんが、私どもの泉州地域では、浄土真宗では仏様への感謝という意味で一つだけ。浄土真宗以外の宗派(浄土宗、真言宗、日蓮宗、禅宗、…等)では仏様への感謝という意味で一つ、ご先祖様へ一つ、無縁仏様へ一つ、と合計三つというのが一般的なしきたりです。それにプラス、亡くなられたお祖父さんに一つ、お祖母さんに一つ…等と増やしていく分には差し支えはございません。
 それにしても、この様にお供えするご飯の数だけ見ましても浄土真宗だけが基本的に異なります。何故、浄土真宗だけが他の宗派と比べて、お位牌やお霊供膳、お茶やお水も不要といわれるのでしょう…。今一度、「門徒もの知らず」をお読み頂き、ご理解頂ければ、きっと貴方様方もすばらしい「門徒もの知り」になられる事だと存じます……。、
 なぜ、門徒の方達だけが、お盆が来ても施餓鬼供養やご先祖様のお迎えをしないのでしょう……?。これには、はっきりとした理由があるのです。


注意:  仏事のお話しをさせていただきます上で、浄土真宗だけを特別に取り上げましたのは、浄土真宗では「供養」や「お位牌の使用」を否定(禁止では在りません!)しているなど、浄土真宗だけが他の宗派(浄土宗、真言宗、日蓮宗、禅宗、天台宗、…等)との教義的意味合いが正反対といってよい程違うためです。


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