仏壇・仏具に関する質問?
 
中陰法要について
 人間は死後、極善なる者は直ちに極楽に、極悪なる者は直ちに地獄へと生まれ変わるため中陰はありません…。しかしながら、私達中善中悪の人間は、死後直ちに次の世(来世)が決まるわけではなく、生縁の熟するのを待たなければなりません。中陰に迷うとは期間を指し、通常七七日(49日)間で決定されるといわれています。
 そして、私達の来世の幸・不幸はこの期間中の法要いかんだといわれ、初七日(7日目)、二七日(14日目)、三七日(21日目)、……と行われる中陰法要は、「故人となられた方の来世を少しでも幸せな世界へとお願いできる二度と無い機会」です。昔から、この期間中の法要が大切だといわれておりますのはこのような理由によるのです。
 それでは、中陰法要を正しく行うにはどうすれば良いのでしょう?
 基本的な考え方は宗派等により違ってくるので詳しくは申し上げられませんが、少なくとも私達の願いを叶えて頂ける"仏様"を御祭りせずに写真とお位牌だけというのは大変な間違いです。
 また「七七日(49日)が三月にまたがるので五七日(35日目)で中陰を切り上げた。」等といって涼しい顔をしているのもどうかと思います。七七日目と言うのは"満中陰"と呼ばれ、中陰が満ち、亡くなられた方達にとって「待ちに待った来世へ生まれ変る大切な日」なのですから…。




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