仏壇・仏具に関する質問?
 
49日が3月にまたがるのは何故悪い?
 この迷信は、はっきり申し上げまして"生きている私達の身勝手さ"にあるのです・その理由は、その月の15日以降に亡くなられた場合の49日(満中陰)は、必ず3月目のつき始めに当たります。昔の人々は、私達現代人と比較にならないぐらい月毎の1日、あるいは月初めを大切にするといった考え方を持っていました。私達現代人でも、49日が正月の三ヶ日に当たるとした時には、「年内に切り上げて欲しいなー。」、「法要の為だから仕方ないけど、正月の3ヶ日は嫌だなー。」と思うであろう感覚です。そのため、「49日が3月にまたがるのは良くない。」という事にして35日(五七日)で切り上げてしまうのです。ひどい場合には「初七日で切り上げた。」などといった話を聞いたりも致します…………。
 しかしながら、亡くなった方達にとって49日(満中陰)は「来世が決定する日」であり、"待ちに待った大切な日、決して違えてはならない日"であるはずです。ですから49日が3月にまたがってしまうので35日(五七日)で法要を切り上げてしまったとしても、家族や親しい親戚の方達だけは49日(満中陰)迄きっちりとお勤めをするというのが、亡くなった方達に対する私達「日本人」の"思いやる心"ではないでしょうか?……。

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