|
|
|
お布施について(V) |
お布施の中身は、「心持ちだけをお包みすれば良い…。」とよくいわれますが、現実にお布施をお包みする立場になりますと大変に困ってしまいます。ところがこの悩みはお寺様側にもあり、少なすぎる中身でも有りがたく頂かねばならないといった当惑もあるのです……。だからといって、お寺様に「お布施はいくらぐらい包めば良いのですか?」と直接お聞きするというのも失礼に当たります……。
そこで、非常に出過ぎた事とは思いますが、質問されることが非常に多く、また、皆さんが頭を悩ませるお布施の目安について少し話しをさせていただきます。
端的に申し上げますと、多すぎるといったことは有りませんので最低限これくらいはということで……。
だいたい、普段の月参りのお布施は3000〜5000円。これでは負担が大きすぎるという方には、もう少し少なめに。遠方より、電車等に乗って来て往復半日などという場合には多少多めに、プラス交通費のことも考慮に入れて…。
法事の際や、お仏壇の開眼法要の際などは、こちらの都合でお寺様を拘束するということでありますから、まことに粗雑な考え方ではありますが、読経や儀礼の時間が1時間余りでも、往復の時間も考慮しますと大体半日、せめて一般賃金の2〜3倍、最低2〜3万円位といった所でしょうか…。
少し乱暴ですが一応の目安です。失業中だとか主人を亡くして多くは包むことは出来ないといった時には出来うる限りという事で良いと思います。
大切なのは、その中身ではなく"お布施に込められた心"なのです……。
|
|
注意:お葬式のお布施については、葬儀屋さんなどでかなり事務的に行われている様ですので省略させていただきます。 |
|
Copyright(c)2001 narme All right reserved |
|