仏壇・仏具に関する質問?
お仏壇について
 
「新仏がいないのでお仏壇いらない???」について
 新仏がいないうちにはお仏壇は本当に要らないのでしょうか?。
 あるお客様のお話しですが、「次男が分家するので…。」とおっしゃられてお仏壇をお求めになられました。このお客様は、新仏が出来たからとか、お彼岸だからとかいった理由でお仏壇を求められたのではございません。お客様にその理由をお聞きしましたところ、そのお客様は「私はおやの立場で我が子達を今日まで見守って参りましたが今日の私達の幸せは、一家の中心である仏様にお守り頂いてきたればこそです。子供達が生まれてから今日に至るまで、私はその仏様に"子供たちの成長と家内安全"を祈りつづけて参りました。でも、この度次男が分家しますので私の目も行き届きません、ですからお仏壇を買って次男を仏様にお守り頂きたいのです……。」とおっしゃられましたがなるほどというお話しではありませんか。
 昔から「子供達が独立して一家を構えたときや、新しくお家を建てた際等には、まず仏様、まずご先祖様達に入って頂いてから」などといった慣わしがございます。また、家を新築したときや、子供達の成長を愛でられた時などに「おかげさまで」と受け答えされている光景をよく見受けます。この言葉の前に「仏様の」・「ご先祖様の」という言葉をつけ加えてお考え頂きました時に、前述の次男にお仏壇を求められた「お客様の心」をより正しくご理解頂けるのではと存じます。
 変な迷信に惑わされたり、「親のお位牌は長男または後継ぎしか御祭りしてはいけない」といったしきたりと勘違いせずに、仏様やご先祖様のお心を正しくご理解致しましょう。


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