いろいろな念珠
念珠には八宗用といって何宗でも兼用できる便利?なものもございますが、各宗派とも念珠の形にはそれぞれの特徴があり、意味合いも異なります。
あなたの宗派はどの様な形をしているのか参考にご覧ください。
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浄土宗のお珠数
浄土宗では普通、二連珠数を使います。これは一連が27顆、もう一連が一顆毎に副玉が入っている20顆(もしくは40顆)の2つの珠数をつないだもので、そこに10顆の平玉と6顆の丸玉を通した房がつけられています。
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瑪瑙 8寸 浄土 |
星月菩提樹 尺二 百八浄土 瑪瑙仕立て |
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浄土真宗のお珠数
浄土真宗では通常、八宗用と呼ばれる略式珠数を用いることがほとんどですが、諸派によって正式なお珠数もございます。ご購入に当たっては、お寺様や購入店にてご相談されると良いと思います。
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インド翡翠 27玉 片手 正絹新松 |
紫水晶 二輪 門徒 頭付 |
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真言宗のお珠数
真言宗のお珠数は基本に忠実な形をしているため、八宗用として用いられることがございます。
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星月菩提樹 尺二 振分菊房 共仕立 |
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天台宗のお珠数
天台宗の珠数の大きな特徴は、平珠が子珠としてお珠数に用いられている事です(丸珠のお珠数もございます。)。親珠から出る2本の房は、20顆の平珠と10顆の丸珠からなっています。
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黒檀 8寸 天台 |
正梅 刺高(いらたか) 菊房 |
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禅宗諸派のお珠数
禅宗では普通、一房のお珠数を用いますが、禅をする際には珠数を持ちません。また、曹洞宗のお珠数には鉄輪を通しています。
一例を挙げさせていただきますが、ご購入に当たってはお寺様にご相談されてから購入いただく事をお勧めいたします。
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清月菩提樹 尺二 紐 インド翡翠仕立 : 臨済宗 |
インド翡翠 尺 頭付 : 曹洞宗 |
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日蓮宗のお珠数
日蓮宗では珠数のことを念珠と呼び、通常108珠の念珠を用います。念珠の珠には、親珠は釈迦を、子珠はそれぞれに諸仏、諸菩薩、などの意味があり、念珠を持つ事は自身が仏の世界にいる事を現します。
また、祈祷を行う際の念珠は、木剣で念珠を打ち鳴らす事から、黒檀などの硬い材料を用いられますが、在家の方の珠数には様々な材料が用いられています。
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赤珊瑚 8寸 法華 菊房 |
黒檀 木剣珠数 |
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星月菩提樹 8寸 紫水晶仕立 : 本門仏立宗 |
寄せ木 尺 綿房 : 日蓮正宗 |
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紫檀 8寸 : 不受不施派 |
梅 8寸 : 顕本法華宗 |
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八宗用のお珠数
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紫水晶 二輪 頭付 |
トルコ石 片手 正絹新松 |
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